スキャナ比較もあります!
▼ おーぷん ▼
ごはんつくるんじゃなくてマンガをスキャンする方です
2、3年くらい前までは毎月10冊前後マンガ買うくらいだったのですが、置く場所が無いことに気づいてそれからは全く買わなくなりました
電子書籍を少し買ってみたりもしたのですが、やっぱり画質がいまいちな上にサービス終わったら見えなくなるのでやっぱりお金使う以上手元にある紙がいいです
でも置く場所・・・
なので自炊しよう!と1、2年前から思ってお金を溜めていました
そして、とうとうこのゴールデンウィークにやっとスキャナと裁断機を買いました!!
スキャナは特に迷ったのですが、思ってたよりは安かったので思い切って2種類買ってみました
その比較もしてみます
比較だけ見たい人は下の方までスクロールしてください
自分で吸い出すから自炊というんだとか
ゲームでも ROM 吸い出すとか BIOS 吸い出すとかで使われてますよね
マンガは絵が多い分小説に比べてすぐに読めるので好きな人ならいっぱい溜まってくるのではないでしょうか
気づけば1000冊、2000冊
上級者なら万の単位にいってたりですよね
(私はまだ数千冊クラスです)
1000冊だけでもすごく場所を取ります
どれでもすぐにとりだせるように本棚に入れると1部屋使ったりです
ダンボールに入れてもクローゼットを1つ2つ使ったりします
それに一箇所にまとめると重さで床が心配になります
都会ではアパートやマンションも面積が小さいので、一人暮らししてる人は特に場所には困ると思います
かと言って、そんなに買うくらいのマンガ好きなら捨てるとか売るなんてありえない!ですよね
なのでスキャンしてデータで残して紙は泣く泣く捨てます
一応業務用の200枚くらいのホッチキスでスキャン後にとめるということもできます
出かけるときに電車の中で読むために本をたくさん持ち歩かなくて済みます
また、色あせや紙の劣化もなくなります
オンラインストレージなどに置いておけば、災害などで家にもしものことがあっても大丈夫です
私は jpg の画像ファイルのほうがいいので使わないのですが、 PDF にして OCR をかければ文字が認識されるのでセリフ検索もできます
ただ、もちろんデメリットもあって紙の読みやすさがなくなります
ペラペラめくる感じや紙の匂いなど紙ならではの良さもあるので、データのほうが絶対にいいともいい切れません
あと、一日マンガ読んでるときは、ディスプレイをずっとみてることになるので目が疲れやすいのもデメリットです
特にお気に入りなものはスキャン用と普通に読むようの 2 冊買うか、ホッチキスで止めるかしたいですね
すでにあるのは別として、これから買うなら電子書籍というのもありかもしれません
ですが、私はあまり電子書籍サービスは使う気に慣れません
というのも、「電子書籍は自由に扱えない」上に「画質が良くない」の問題があります
買ったマンガが高画質 jpg でもらえるなら何の問題もありません
ですが、実際は専用ソフトがないと見れないです
さらにサービス提供側の都合で見れなくされることだってありえます
手間を書けて1ページずつスクリーンショットしていくことはできなくもないですが、そもそも画質が悪いです
吹き出しの文字は見れますが、吹き出しの外の手書きコメントや、ルビは読めたものじゃないです
普通のふりがなのルビならまだいいですが、技名みたいな別の読みになるルビだと読めないのは困ります
容量減らすためだと思いますが、高画質版もあってもいいのに私が見てきたところではどこも低画質のもののみでした
お金払ってるのに、無料のサンプルを読んでるような気分です
これを解決してくれない以上、電子書籍にお金は使わないと思います
○ マンガのカバーをはずす
↓
○ 裁断機で背表紙を切る
↓
○ バラバラになった紙をドキュメントスキャナでスキャンする
↓
○ カバーや背表紙、カラー部分をフラットベッドスキャナでスキャンする
↓
○ 必要ならホッチキスでとめて紙でも読めるようにする
ドキュメントスキャナというのは自炊向きもので、プリンタが印刷する時みたいに後ろに紙をセットしたら自動で機械の中を通ってでてくるもの
スキャナなので通ったものがスキャンされます
これがないと一枚一枚手作業で両面スキャンすることになるのでやってられません
またマンガのメインの部分をスキャンするのでいちばん重要な機械です
フラットベッドスキャナは平らなところに紙を入れてフタをしてスキャンする一般的なスキャナです
印刷機能もついてる複合機が家にある人が多いのではないでしょうか
ドキュメントスキャナは紙を通すものなのでカバーなど通しづらい部分はこっちでスキャンします
まとめて一気にスキャンするドキュメントスキャナと比べて一枚ずつ丁寧にスキャンするフラットベッドスキャナのほうが高画質なものが多いので、カラーページが含まれてるマンガのカラー部分はこっちでするのもありかもしれません
私の場合はフラットベッドスキャナはすでにあるのを使ったので、ドキュメントスキャナと裁断機を買いました
大きさ比較
このブログ見る人には一番わかりやすい基準?という適当な思いつきとたまたま近くにあったので
比較基準は Vita です
スキャナは意外と小さめ
DURODEX 自炊裁断機 (38,880円)
値段が 38,880 円と高いのですが、高機能で扱いやすいようなので選びました
慣れないうちは性能で技術のなさを補いたいですし
あと、裁断機で一番重要なところは一回で切れるか、です
自炊系の紹介サイトをいくつかみたところ、他の人気なものは
プラス 裁断機 コンパクト断裁機 (20,716円)
カール事務器 裁断機 (11,944円)
のようです
安いのですがどっちも切断可能枚数が少ないです
一度に切れるということはすごく重要で、一度に切れないなら自分で分割しないといけません
分割方法は調べてみるとカッターか自力で破るのようです
カッターでも簡単に切れなさそうですし、引っ張ったところで全然破れる気がしませんし、変な破れ方になりそうです
実際に、Durodex でも入らない分厚いマンガ (320ページ・160枚) を頑張って破ったのですが、すごく苦労しました
普通のカッターじゃちゃんと切れないしずれるしで、ひっぱったりカッターで切れ目を入れたりを繰り返してようやく分割できたのですが、これをすべての本にするなんてやってられないです
切断枚数はすごく大事です
それだけじゃなく、破ってしまうので背表紙が使えなくなります
こんなになりました
背表紙もスキャンしたいなら、分割前にするしないといけなくなります
他のスキャナですが、
プラスのほうは 15mm まで裁断できるものもありました
Durodex は 18mm なので少し入る枚数が少なくなります
15mm だと入らないか ギリギリになるのもマンガもありそうだったのと、 Durodex のような省スペースにできる機能がないようだったので 私は Durodex の方を選びました
プラス 断裁機 (27,515円)
また、400枚まで切れるのに 10000円未満という安いのもあります
大型裁断機・ペーパーカッター (8,900円)
安い分、質は金額相応らしいです
Durodex は刃の交換だけで 10000 円超えますしメンテナンスしてもらうと 15000円とかになるので、この裁断機で「壊れたら次の買う」を繰り返すのもありかもしれません
この画像の右側のものです
取っ手を倒した状態で固定できて持ちやすいです
裏側には黄色のバーと電池を入れるところがあります
電池は赤色のレーザーで切断する場所のガイドをしてくれます
赤色の線が出てるところで切断されます
黄色いバーは刃受けというもので、横から入れて刃の下にくるようにします
持ち運びできるモードにするときは外さないとレバーが下に倒れません
↑の画像にあるボタンがガイドレーザーのON/OFFです
切れ味もいいですし、座ったまま軽くレバーを倒すだけでサクッと切れるので、不満のない良い製品です
値段が高いだけはあります
背表紙から離れすぎた場所で切断してしまうと、マンガのコマが切れてしまいます
だからと言って、背表紙に近すぎると糊付けされてる部分が残っていて、くっついてるページがあります
慣れるまではどこで切るかにすごく迷います
また、枚数が多いので仕方ないのかもしれませんが切断面が綺麗なまっすぐになりません
私の場合下にいくほど背表紙側が長くなりました
上側と下側のずれも考慮して、どこで切るか考えないと後半のページではコマが切れたりします
また、紙が古くなっているとうまく切れないこともありました
日が当たるところに何年も置いたようなマンガを切るときは気をつけたほうがいいかもしれません
スキャナの候補は多いようで少ないです
一番有名で自炊ならコレといわれてる ScanSnap iX500
画質は ScanSnap 以上と書いてるところを 1つ 2 つみかけた Canon の imageFORMULA DR-C240
買う候補に残ったのはこの 2 つでした
他には Epson などがありましたが、速度重視なもので業務用とかそういう資料などをとりあえず読めればいい程度の画質に取り込むもので、マンガなどイラストを綺麗に取り込むには向いてなさそうでした
今回はマンガを綺麗に保存することが目的なので画質重視で速度はあまりもとめていません
候補の2つはそれらの前機種も良いと書いてるところがありました
最近ってスキャナに限らず電化製品は基本的なスペックは限界に近い所まで来てるのか、オプションや速度など別方面に力入れていて、メインの機能は新しいものが優れてるわけでもないのが多いですよね
ScanSnap は 2012 年、 image FOMULA は 2015 年で、5年前と2年前です
電化製品、特にパソコン周辺機器はどんどん新しいものが出て変わっていくので、5年前はすごく古い、2年前も古いと言っていいと思います
現行がこれなのでさらに前だと販売終了してたり、壊れたときの修理ができないとかもありそうなので、古い型はやめました
ScanSnap が自炊といえばコレ一択みたいな雰囲気があって、ほとんどの自炊の紹介記事はこれです
数件 imageFOMULA のほうがいいと書いてるところもあったのですが、具体的なサンプル画像はなかったので判断が難しいです
ScanSnap の方はサンプル画像がありはしたのですが、発売時期が昔なので掲示板に貼られていたリンクはリンク切れでした
個人ブログではいくつかありましたが、求めてるようなサンプルじゃなくてあんまり参考になりませんでした
メーカー的に画像に強そうな Canon と 画質にこだわりなさそうな Fujitsu なので Canon にしたいのですが、 imageFOMULA は情報が少なくてちょっと怖いです
Canon は良いと言っても、これまで使ってきた Canon のスキャナ 3、4台ありますが、キタナクはないですが画像はぼやっとしていてあまりくっきりしてないですし、他のメーカーのほうがいい可能性もないと言えません
ScanSnap の方は縦線が入る問題があるらしく画質求めるなら向いてないのかもと思わなくもないです
結局決められなかったのと、かかるだろうと思ってた金額より少しやすかったのと、Amazon ポイントが余ってたので勢いで両方買ってしまいました
上の Vita との比較ではわからない人もいそうなので、こっちは Surface Pro4 との比較です
だいたい A4 サイズです
ScanSnap は上も閉じてコンパクトですが、 imageFOMULA は上は閉じません
別パーツになってるスキャン用紙をセットするところがあるので片付けには ScanSnap のほうが向いてます
AC アダプタも imageFOMULA のほうが大きくて場所を取ります
左が imageFOMULA で 右が ScanSnap です
中はこんなでした
ScanSnap
imageFOMULA
ローラーのあとが付く、というレビューはいくつかありましたがどちらもそんなことはありませんでした
マンガの薄い紙でしたがどこにローラー痕があるのか角度変えてみても全然わからないくらいに綺麗です
それよりも 機械を通すとインク汚れの黒いのが付くほうが困りました
スキャナを通した紙がこうなります
うっすら汚れていますよね
マンガによっては手が黒くなるのもあるので、それがスキャナについて次の用紙にもついたのだと思います
起きたのは ScanSnap の方だけですが、原因になったと思うインクの強いマンガは ScanSnap でしかスキャンしていないです
imageFOMULA の方まで汚したくないのでスキャンを試してませんが、読んでいてインクが手につくほどのマンガならどっちでも起きそうです
○ SnanSnap は Wi-Fi で転送できる
毎回 USB で繋がなくてもペアリングをしておけば Wi-Fi で転送できます
私のときはペアリングがうまく行かなくて少し設定に時間かかりました
最初の接続は問題なくペアリングされたようなのに、全然繋がらなくて再設定すればつながりました
ちゃんと接続できていれば、ペアリング後に USB を抜いたらオフラインになった通知がでてすぐにオンラインになった通知がでます
出ないなら設定がうまく行ってないので再設定をするといいと思います
Wi-Fi 転送でも十分な速度です
最高画質の 600dpi でも特に遅いと感じること無く転送できていました
○ ScanSnap は USB3.0対応
Wi-Fi で十分なんですがなんと USB3.0 対応してました
発売時期は古いので意外です
imageFOMULA は 3.0 でなく 2.0 でした
実際 1 枚のスキャンににかかる時間からすれば 3.0 の速度が必要になることはないので、imageFOMULA では「いらないものつけてコスト上げるのはやめよう」と考えたのかもしれません
○ ScanSnap の縦線
レビューを見ていたところ、縦線はガラス部分の汚れとセンサのハード的な問題の2種類があるようです
使ってみると 1 回目のスキャンから線がありました
センサ自体の問題はどうしようもないのですが、「よくみるとずれがある」みたいなものらしくここまで線はでないはず、と思ってメガネ用の布で拭いたらなくなりました
センサ側の線は 600dpi なら目立つそうですが見つけれませんでした
マンガを書いてる人がアナログのものをスキャンしてデジタルで細かいところを見ながら調整するほどなら気づくというくらいかもしれません
○ 途中のエラー
imageFOMULA の方は紙詰まりエラーがけっこうな頻度でました
起きるときは1冊に1回くらい
ScanSnap の方では一度も起きませんでした
紙詰まりがあると、ちゃんとスキャンできてなかったり、ヒドイときには紙が折れ曲がったり破れたりするのでどうにかしたいです
一度に入れる量は少なめにすると起きていないので一度にいっぱい入れないのがいいのかも
1冊を3回か4回くらいにわけると今のところ大丈夫
○ スキャンアプリの設定
ScanSnap はシンプルな設定だけでしたが、 imageFOMULA は設定できることが多いです
画像処理の設定や、モード、出力フォーマットまでいろいろです
多すぎて困るあたりはさすが Canon って感じです
あとどっちのアプリケーションも DPI 対応がされていないようで、Surface Pro 4 で使うと拡大率2倍にしていてもアプリの UI は拡大されないので文字が小さすぎて画面に目を近づけないと読めません
地味に不便
特に imageFOMULA は辛かったです
○ 出力ファイル
ScanSnap は jpg と PDF だけでしたが imageFOMULA はいろいろありました
使うのは PNG くらいでしょうけど、PNG 使えるのはいいですね
○ 速度
600dpi でスキャンしてると imageFOMULA より ScanSnap のほうが少し速いです
あとの方で書きますが画質相応ということかも
○ 超音波
複数枚重なっていないかのチェックにどちらも超音波という選択肢がありました
なんかすごい
○ imageFOMULA でスキャン後の紙が揃わない
ScanSnap だとスキャン後の紙は普通に重なっていくのですが、imageFOMULA では出てくるときの下向きの角度が急なので出てくるときに前回のスキャンした紙を手前に押し出してきます
そのせいでスキャンが終わった紙は揃わず散らかります
最後にスキャンした紙が一番上に乗らずに間に入ってしまって順番が元通りにならないケースも稀にありました
ジャンプの単行本サイズや角川系の単行本のサイズならこうなるのですが、きららなどの大きめの単行本だとそういうこともなく綺麗に揃っていました
小さめのマンガはあまり想定されていないのかもですね
これが imageFOMULA の一番の欠点だと思います
○ スキャンした用紙サイズ
自分で裁断するので自動サイズを選ぶのですが、このサイズが同じ紙でも毎回一緒になりません
もちろん単行本をスキャンしたらページごとにバラバラです
揃えたいなら画像編集ソフトで揃える必要があります
また imageFOMULA だと両端に白色の空間ができます
背景が白でわかりづらいので矢印をつけてます
矢印の右端と比べると白色の隙間がありますよね
スキャンする用紙にはなくて、ScanSnap ではこの隙間がありません
テキストエンハンスと言うモードがあったのでとりあえず使ってみたらこうなりました
完全テキスト用みたいでマンガに使うとノイズだらけになりました
次はグレー
すごく綺麗です
600dpi でスキャンした実際のものから 3 分の 1 に縮小しています
カラーにするとこうなります
カラーにすると色が薄めになります
グレーのほうが色が濃いです
コントラストが強めになるようです
そのせいかグレーだと汚れやゴミがついてると目立ちます
ScanSnap でもやってみます
グレー
カラー
例の縦線がついてます
それ意外を見ても、あまり綺麗じゃないです
imageFOMULA には地色除去という機能があるので、背景が白にしてくれます
ScanSnap は画像処理はしてくれないので、そのままのマンガの色でうっすら暗く紙の模様が出ていたりします
imageFOMULA は自動で画像処理までしてくれますが、ScanSnap は自分でフォトショップなどで調整する人向けとも言えます
2 ちゃんねるまとめをみてると、マンガ関係のスレッドでマンガのページが貼られていたりしますが、ときどき全体が暗い感じで綺麗じゃないのがありますけど、ScanSnap でスキャンして編集して無い状態なのかもって思いました
元が色付きで薄い紙なマンガなので色があるのは仕方ないようにも思います
ScanSnap はマンガには向いていなくて参考書みたいな綺麗な紙を使ってる本のスキャンに向いてるのかもしれません
色の問題はありますが、電子書籍で読めないルビについてはどちらでも問題なく見れています
これは 600 dpi そのままです
imageFOMULA
ScanSnap
このサイズでみると、imageFOMULA の方は画像処理で修正してる感じが出ています
ScanSnap の方が自然です
サンプルに使ったマンガはこちら
最近アニメ化もしてたメイドラゴンです
面白いしトールかわいいしオススメです
どれくらい綺麗にスキャンできるのか試してみました
設定はどちらもグレーです
imageFOMULA
ScanSnap
これも 3 分の 1 に縮小しています
縮小してみると、ScanSnap のほうがグラデーション部分が綺麗に見えます
ぱっと見ると綺麗なのは imageFOMULA ですが、ScanSnap のほうが紙らしさを残してるようにも見えて ScanSnap も悪くはないような気もしてきました
細字のルビを比べてみると
imageFOMULA
ScanSnap
小さな違いですが、 imageFOMULA の方は画像処理のせいか文字が細くなってしまっています
このマンガは
ツバサのニライカナイ編です
いつのまにか完結していました
(続き買ってこよー)
持ってるマンガでたぶんいちばん白かったマンガをスキャンしてみました
白さは写真で比べるとこんな感じ
(リサイズ前の写真を見てスキャンより写真のほうが綺麗かも と思ったのは秘密)
こっちも設定はグレーです
imageFOMULA
ScanSnap
ScanSnap も綺麗なのですが、全体が明るくてやっぱりコントラストが低いようです
ルビと同じく、吹き出しの外の手書きセリフもはっきりと読めます
マンガはこれ
ニセコイ書いた人の短編集
分厚くて160枚もありました
いまのところ唯一 Durodex に入らなかったマンガです
1冊のページ数はだいたい 140~200 くらい
1冊のサイズにすると 200~400MB がほとんどです
1 TB のハードディスクがあれば 3000 冊程度入るのでバックアップは簡単そうです
でも、これは本も残しておきたいというのがまだスキャンしてないマンガにいくつかあります
というか、どれも1巻だけは本で残しておいてたまに気楽に本棚から取って読めるようにしたいです
調べてもわざわざ元に戻すような人はいないようで、どうするのがいいよってアドバイスは見当たりませんでした
今のところ考えてるのはホッチキスでとめるか、パンチで穴を開けて紐でとめるか、です
こんな大きいホッチキスならマンガもとめられます
ただ 1 万円以上とちょっと高めです
パンチも大きいのがあります
こっちは 5000 円ちょっとなので安さをとるならこっちです
開けた穴を紐で止めれば大丈夫なはず
たまに本屋で見かける試し読みの薄い本もこんな紐でとめられてますよね
100均のリングでもよさそうですが、リングだと重ねて置いておくのに向いてなさそうなので紐のほうがまだ良さそうです
スキャナは 画像処理で綺麗にしてくれる imageFOMULA DR-C240 がオススメです
ScanSnap iX500 はマンガの紙の色も残って、あまり綺麗ではないです
線自体は綺麗にスキャンできているので、フォトショップなどの画像編集ツールで修正出来る人はこっちでもいいかも
自炊は思った以上に時間がかかります
こまめにスキャナを見て紙詰まりとかないか確認したりスキャンする紙を継ぎ足したりしないといけないです
また、スキャンミスで変なことになったファイルがないかを確認したり、ミスがあったらファイルを並べ替えて名前をつけなおしたりなど面倒な修正があります
こだわるなら、ファイルごとに微妙に違う画像の幅と高さを調節したりも必要です
準備にかかる金額も大きいので、スキャナなどの元がとれるくらいに大量に自炊する本がないなら、専門のサービスに任せるのもありだと思います
2、3年くらい前までは毎月10冊前後マンガ買うくらいだったのですが、置く場所が無いことに気づいてそれからは全く買わなくなりました
電子書籍を少し買ってみたりもしたのですが、やっぱり画質がいまいちな上にサービス終わったら見えなくなるのでやっぱりお金使う以上手元にある紙がいいです
でも置く場所・・・
なので自炊しよう!と1、2年前から思ってお金を溜めていました
そして、とうとうこのゴールデンウィークにやっとスキャナと裁断機を買いました!!
スキャナは特に迷ったのですが、思ってたよりは安かったので思い切って2種類買ってみました
その比較もしてみます
比較だけ見たい人は下の方までスクロールしてください
自炊って
紙のマンガや雑誌などを糊付けされてるところを切って1枚1枚に分割してスキャンして電子化することです自分で吸い出すから自炊というんだとか
ゲームでも ROM 吸い出すとか BIOS 吸い出すとかで使われてますよね
なんでするの?
自炊する理由は「置く場所がない」、「データ化してるほうが扱いやすい」、「現時点では電子書籍サービスがあまり良くない」主にこの3つだと思います置く場所がない
本ってけっこう場所を取りますマンガは絵が多い分小説に比べてすぐに読めるので好きな人ならいっぱい溜まってくるのではないでしょうか
気づけば1000冊、2000冊
上級者なら万の単位にいってたりですよね
(私はまだ数千冊クラスです)
1000冊だけでもすごく場所を取ります
どれでもすぐにとりだせるように本棚に入れると1部屋使ったりです
ダンボールに入れてもクローゼットを1つ2つ使ったりします
それに一箇所にまとめると重さで床が心配になります
都会ではアパートやマンションも面積が小さいので、一人暮らししてる人は特に場所には困ると思います
かと言って、そんなに買うくらいのマンガ好きなら捨てるとか売るなんてありえない!ですよね
なのでスキャンしてデータで残して紙は泣く泣く捨てます
一応業務用の200枚くらいのホッチキスでスキャン後にとめるということもできます
データ化すると扱いやすい
データだと簡単にコピーができますし 持ち運びにも USB メモリ 1 つで大量の本が入ります出かけるときに電車の中で読むために本をたくさん持ち歩かなくて済みます
また、色あせや紙の劣化もなくなります
オンラインストレージなどに置いておけば、災害などで家にもしものことがあっても大丈夫です
私は jpg の画像ファイルのほうがいいので使わないのですが、 PDF にして OCR をかければ文字が認識されるのでセリフ検索もできます
ただ、もちろんデメリットもあって紙の読みやすさがなくなります
ペラペラめくる感じや紙の匂いなど紙ならではの良さもあるので、データのほうが絶対にいいともいい切れません
あと、一日マンガ読んでるときは、ディスプレイをずっとみてることになるので目が疲れやすいのもデメリットです
特にお気に入りなものはスキャン用と普通に読むようの 2 冊買うか、ホッチキスで止めるかしたいですね
電子書籍サービスがあんまりよくない
データがいいなら電子書籍と言う手もありますすでにあるのは別として、これから買うなら電子書籍というのもありかもしれません
ですが、私はあまり電子書籍サービスは使う気に慣れません
というのも、「電子書籍は自由に扱えない」上に「画質が良くない」の問題があります
買ったマンガが高画質 jpg でもらえるなら何の問題もありません
ですが、実際は専用ソフトがないと見れないです
さらにサービス提供側の都合で見れなくされることだってありえます
手間を書けて1ページずつスクリーンショットしていくことはできなくもないですが、そもそも画質が悪いです
吹き出しの文字は見れますが、吹き出しの外の手書きコメントや、ルビは読めたものじゃないです
普通のふりがなのルビならまだいいですが、技名みたいな別の読みになるルビだと読めないのは困ります
容量減らすためだと思いますが、高画質版もあってもいいのに私が見てきたところではどこも低画質のもののみでした
お金払ってるのに、無料のサンプルを読んでるような気分です
これを解決してくれない以上、電子書籍にお金は使わないと思います
手順
自炊の手順はこんなのです○ マンガのカバーをはずす
↓
○ 裁断機で背表紙を切る
↓
○ バラバラになった紙をドキュメントスキャナでスキャンする
↓
○ カバーや背表紙、カラー部分をフラットベッドスキャナでスキャンする
↓
○ 必要ならホッチキスでとめて紙でも読めるようにする
ドキュメントスキャナというのは自炊向きもので、プリンタが印刷する時みたいに後ろに紙をセットしたら自動で機械の中を通ってでてくるもの
スキャナなので通ったものがスキャンされます
これがないと一枚一枚手作業で両面スキャンすることになるのでやってられません
またマンガのメインの部分をスキャンするのでいちばん重要な機械です
フラットベッドスキャナは平らなところに紙を入れてフタをしてスキャンする一般的なスキャナです
印刷機能もついてる複合機が家にある人が多いのではないでしょうか
ドキュメントスキャナは紙を通すものなのでカバーなど通しづらい部分はこっちでスキャンします
まとめて一気にスキャンするドキュメントスキャナと比べて一枚ずつ丁寧にスキャンするフラットベッドスキャナのほうが高画質なものが多いので、カラーページが含まれてるマンガのカラー部分はこっちでするのもありかもしれません
必要なもの
手順の通り、ドキュメントスキャナと裁断機が必須で、フラットベッドスキャナはあればいいというものです私の場合はフラットベッドスキャナはすでにあるのを使ったので、ドキュメントスキャナと裁断機を買いました
大きさ比較
このブログ見る人には一番わかりやすい基準?という適当な思いつきとたまたま近くにあったので
比較基準は Vita です
スキャナは意外と小さめ
裁断機
裁断機も色々あって迷ったのですが私が買ったのはこれDURODEX 自炊裁断機 (38,880円)
値段が 38,880 円と高いのですが、高機能で扱いやすいようなので選びました
慣れないうちは性能で技術のなさを補いたいですし
あと、裁断機で一番重要なところは一回で切れるか、です
自炊系の紹介サイトをいくつかみたところ、他の人気なものは
プラス 裁断機 コンパクト断裁機 (20,716円)
カール事務器 裁断機 (11,944円)
のようです
安いのですがどっちも切断可能枚数が少ないです
一度に切れるということはすごく重要で、一度に切れないなら自分で分割しないといけません
分割方法は調べてみるとカッターか自力で破るのようです
カッターでも簡単に切れなさそうですし、引っ張ったところで全然破れる気がしませんし、変な破れ方になりそうです
実際に、Durodex でも入らない分厚いマンガ (320ページ・160枚) を頑張って破ったのですが、すごく苦労しました
普通のカッターじゃちゃんと切れないしずれるしで、ひっぱったりカッターで切れ目を入れたりを繰り返してようやく分割できたのですが、これをすべての本にするなんてやってられないです
切断枚数はすごく大事です
それだけじゃなく、破ってしまうので背表紙が使えなくなります
こんなになりました
背表紙もスキャンしたいなら、分割前にするしないといけなくなります
他のスキャナですが、
プラスのほうは 15mm まで裁断できるものもありました
Durodex は 18mm なので少し入る枚数が少なくなります
15mm だと入らないか ギリギリになるのもマンガもありそうだったのと、 Durodex のような省スペースにできる機能がないようだったので 私は Durodex の方を選びました
プラス 断裁機 (27,515円)
また、400枚まで切れるのに 10000円未満という安いのもあります
大型裁断機・ペーパーカッター (8,900円)
安い分、質は金額相応らしいです
Durodex は刃の交換だけで 10000 円超えますしメンテナンスしてもらうと 15000円とかになるので、この裁断機で「壊れたら次の買う」を繰り返すのもありかもしれません
Durodex
ここからは Durodex を使ってみた感じについてですこの画像の右側のものです
取っ手を倒した状態で固定できて持ちやすいです
裏側には黄色のバーと電池を入れるところがあります
電池は赤色のレーザーで切断する場所のガイドをしてくれます
赤色の線が出てるところで切断されます
黄色いバーは刃受けというもので、横から入れて刃の下にくるようにします
持ち運びできるモードにするときは外さないとレバーが下に倒れません
↑の画像にあるボタンがガイドレーザーのON/OFFです
切れ味もいいですし、座ったまま軽くレバーを倒すだけでサクッと切れるので、不満のない良い製品です
値段が高いだけはあります
裁断時の注意
切る場所がすごく重要です背表紙から離れすぎた場所で切断してしまうと、マンガのコマが切れてしまいます
だからと言って、背表紙に近すぎると糊付けされてる部分が残っていて、くっついてるページがあります
慣れるまではどこで切るかにすごく迷います
また、枚数が多いので仕方ないのかもしれませんが切断面が綺麗なまっすぐになりません
私の場合下にいくほど背表紙側が長くなりました
上側と下側のずれも考慮して、どこで切るか考えないと後半のページではコマが切れたりします
また、紙が古くなっているとうまく切れないこともありました
日が当たるところに何年も置いたようなマンガを切るときは気をつけたほうがいいかもしれません
スキャナ
やっとメインのスキャナですスキャナの候補は多いようで少ないです
一番有名で自炊ならコレといわれてる ScanSnap iX500
画質は ScanSnap 以上と書いてるところを 1つ 2 つみかけた Canon の imageFORMULA DR-C240
買う候補に残ったのはこの 2 つでした
他には Epson などがありましたが、速度重視なもので業務用とかそういう資料などをとりあえず読めればいい程度の画質に取り込むもので、マンガなどイラストを綺麗に取り込むには向いてなさそうでした
今回はマンガを綺麗に保存することが目的なので画質重視で速度はあまりもとめていません
候補の2つはそれらの前機種も良いと書いてるところがありました
最近ってスキャナに限らず電化製品は基本的なスペックは限界に近い所まで来てるのか、オプションや速度など別方面に力入れていて、メインの機能は新しいものが優れてるわけでもないのが多いですよね
ScanSnap は 2012 年、 image FOMULA は 2015 年で、5年前と2年前です
電化製品、特にパソコン周辺機器はどんどん新しいものが出て変わっていくので、5年前はすごく古い、2年前も古いと言っていいと思います
現行がこれなのでさらに前だと販売終了してたり、壊れたときの修理ができないとかもありそうなので、古い型はやめました
両方買って比較してみることにした
この 2 つまでは絞り込めたのですが、どちらを買うかがすごく迷いましたScanSnap が自炊といえばコレ一択みたいな雰囲気があって、ほとんどの自炊の紹介記事はこれです
数件 imageFOMULA のほうがいいと書いてるところもあったのですが、具体的なサンプル画像はなかったので判断が難しいです
ScanSnap の方はサンプル画像がありはしたのですが、発売時期が昔なので掲示板に貼られていたリンクはリンク切れでした
個人ブログではいくつかありましたが、求めてるようなサンプルじゃなくてあんまり参考になりませんでした
メーカー的に画像に強そうな Canon と 画質にこだわりなさそうな Fujitsu なので Canon にしたいのですが、 imageFOMULA は情報が少なくてちょっと怖いです
Canon は良いと言っても、これまで使ってきた Canon のスキャナ 3、4台ありますが、キタナクはないですが画像はぼやっとしていてあまりくっきりしてないですし、他のメーカーのほうがいい可能性もないと言えません
ScanSnap の方は縦線が入る問題があるらしく画質求めるなら向いてないのかもと思わなくもないです
結局決められなかったのと、かかるだろうと思ってた金額より少しやすかったのと、Amazon ポイントが余ってたので勢いで両方買ってしまいました
比較
大きさは同じくらいです上の Vita との比較ではわからない人もいそうなので、こっちは Surface Pro4 との比較です
だいたい A4 サイズです
ScanSnap は上も閉じてコンパクトですが、 imageFOMULA は上は閉じません
別パーツになってるスキャン用紙をセットするところがあるので片付けには ScanSnap のほうが向いてます
AC アダプタも imageFOMULA のほうが大きくて場所を取ります
左が imageFOMULA で 右が ScanSnap です
中はこんなでした
ScanSnap
imageFOMULA
ローラーのあとが付く、というレビューはいくつかありましたがどちらもそんなことはありませんでした
マンガの薄い紙でしたがどこにローラー痕があるのか角度変えてみても全然わからないくらいに綺麗です
それよりも 機械を通すとインク汚れの黒いのが付くほうが困りました
スキャナを通した紙がこうなります
うっすら汚れていますよね
マンガによっては手が黒くなるのもあるので、それがスキャナについて次の用紙にもついたのだと思います
起きたのは ScanSnap の方だけですが、原因になったと思うインクの強いマンガは ScanSnap でしかスキャンしていないです
imageFOMULA の方まで汚したくないのでスキャンを試してませんが、読んでいてインクが手につくほどのマンガならどっちでも起きそうです
特徴
気になった特徴を書いてみます○ SnanSnap は Wi-Fi で転送できる
毎回 USB で繋がなくてもペアリングをしておけば Wi-Fi で転送できます
私のときはペアリングがうまく行かなくて少し設定に時間かかりました
最初の接続は問題なくペアリングされたようなのに、全然繋がらなくて再設定すればつながりました
ちゃんと接続できていれば、ペアリング後に USB を抜いたらオフラインになった通知がでてすぐにオンラインになった通知がでます
出ないなら設定がうまく行ってないので再設定をするといいと思います
Wi-Fi 転送でも十分な速度です
最高画質の 600dpi でも特に遅いと感じること無く転送できていました
○ ScanSnap は USB3.0対応
Wi-Fi で十分なんですがなんと USB3.0 対応してました
発売時期は古いので意外です
imageFOMULA は 3.0 でなく 2.0 でした
実際 1 枚のスキャンににかかる時間からすれば 3.0 の速度が必要になることはないので、imageFOMULA では「いらないものつけてコスト上げるのはやめよう」と考えたのかもしれません
○ ScanSnap の縦線
レビューを見ていたところ、縦線はガラス部分の汚れとセンサのハード的な問題の2種類があるようです
使ってみると 1 回目のスキャンから線がありました
センサ自体の問題はどうしようもないのですが、「よくみるとずれがある」みたいなものらしくここまで線はでないはず、と思ってメガネ用の布で拭いたらなくなりました
センサ側の線は 600dpi なら目立つそうですが見つけれませんでした
マンガを書いてる人がアナログのものをスキャンしてデジタルで細かいところを見ながら調整するほどなら気づくというくらいかもしれません
○ 途中のエラー
imageFOMULA の方は紙詰まりエラーがけっこうな頻度でました
起きるときは1冊に1回くらい
ScanSnap の方では一度も起きませんでした
紙詰まりがあると、ちゃんとスキャンできてなかったり、ヒドイときには紙が折れ曲がったり破れたりするのでどうにかしたいです
一度に入れる量は少なめにすると起きていないので一度にいっぱい入れないのがいいのかも
1冊を3回か4回くらいにわけると今のところ大丈夫
○ スキャンアプリの設定
ScanSnap はシンプルな設定だけでしたが、 imageFOMULA は設定できることが多いです
画像処理の設定や、モード、出力フォーマットまでいろいろです
多すぎて困るあたりはさすが Canon って感じです
あとどっちのアプリケーションも DPI 対応がされていないようで、Surface Pro 4 で使うと拡大率2倍にしていてもアプリの UI は拡大されないので文字が小さすぎて画面に目を近づけないと読めません
地味に不便
特に imageFOMULA は辛かったです
○ 出力ファイル
ScanSnap は jpg と PDF だけでしたが imageFOMULA はいろいろありました
使うのは PNG くらいでしょうけど、PNG 使えるのはいいですね
○ 速度
600dpi でスキャンしてると imageFOMULA より ScanSnap のほうが少し速いです
あとの方で書きますが画質相応ということかも
○ 超音波
複数枚重なっていないかのチェックにどちらも超音波という選択肢がありました
なんかすごい
○ imageFOMULA でスキャン後の紙が揃わない
ScanSnap だとスキャン後の紙は普通に重なっていくのですが、imageFOMULA では出てくるときの下向きの角度が急なので出てくるときに前回のスキャンした紙を手前に押し出してきます
そのせいでスキャンが終わった紙は揃わず散らかります
最後にスキャンした紙が一番上に乗らずに間に入ってしまって順番が元通りにならないケースも稀にありました
ジャンプの単行本サイズや角川系の単行本のサイズならこうなるのですが、きららなどの大きめの単行本だとそういうこともなく綺麗に揃っていました
小さめのマンガはあまり想定されていないのかもですね
これが imageFOMULA の一番の欠点だと思います
○ スキャンした用紙サイズ
自分で裁断するので自動サイズを選ぶのですが、このサイズが同じ紙でも毎回一緒になりません
もちろん単行本をスキャンしたらページごとにバラバラです
揃えたいなら画像編集ソフトで揃える必要があります
また imageFOMULA だと両端に白色の空間ができます
背景が白でわかりづらいので矢印をつけてます
矢印の右端と比べると白色の隙間がありますよね
スキャンする用紙にはなくて、ScanSnap ではこの隙間がありません
スキャン結果を比較
モードと画質
まずは imageFOMULAテキストエンハンスと言うモードがあったのでとりあえず使ってみたらこうなりました
完全テキスト用みたいでマンガに使うとノイズだらけになりました
次はグレー
すごく綺麗です
600dpi でスキャンした実際のものから 3 分の 1 に縮小しています
カラーにするとこうなります
カラーにすると色が薄めになります
グレーのほうが色が濃いです
コントラストが強めになるようです
そのせいかグレーだと汚れやゴミがついてると目立ちます
ScanSnap でもやってみます
グレー
カラー
例の縦線がついてます
それ意外を見ても、あまり綺麗じゃないです
imageFOMULA には地色除去という機能があるので、背景が白にしてくれます
ScanSnap は画像処理はしてくれないので、そのままのマンガの色でうっすら暗く紙の模様が出ていたりします
imageFOMULA は自動で画像処理までしてくれますが、ScanSnap は自分でフォトショップなどで調整する人向けとも言えます
2 ちゃんねるまとめをみてると、マンガ関係のスレッドでマンガのページが貼られていたりしますが、ときどき全体が暗い感じで綺麗じゃないのがありますけど、ScanSnap でスキャンして編集して無い状態なのかもって思いました
元が色付きで薄い紙なマンガなので色があるのは仕方ないようにも思います
ScanSnap はマンガには向いていなくて参考書みたいな綺麗な紙を使ってる本のスキャンに向いてるのかもしれません
色の問題はありますが、電子書籍で読めないルビについてはどちらでも問題なく見れています
これは 600 dpi そのままです
imageFOMULA
ScanSnap
このサイズでみると、imageFOMULA の方は画像処理で修正してる感じが出ています
ScanSnap の方が自然です
サンプルに使ったマンガはこちら
最近アニメ化もしてたメイドラゴンです
面白いしトールかわいいしオススメです
模様
マンガは白黒ですが模様が綺麗に表現されてるのもありますよねどれくらい綺麗にスキャンできるのか試してみました
設定はどちらもグレーです
imageFOMULA
ScanSnap
これも 3 分の 1 に縮小しています
縮小してみると、ScanSnap のほうがグラデーション部分が綺麗に見えます
ぱっと見ると綺麗なのは imageFOMULA ですが、ScanSnap のほうが紙らしさを残してるようにも見えて ScanSnap も悪くはないような気もしてきました
細字のルビを比べてみると
imageFOMULA
ScanSnap
小さな違いですが、 imageFOMULA の方は画像処理のせいか文字が細くなってしまっています
このマンガは
ツバサのニライカナイ編です
いつのまにか完結していました
(続き買ってこよー)
背景が白い場合は
ほとんどのマンガの紙は茶色いですが、たまに白めの紙もあります持ってるマンガでたぶんいちばん白かったマンガをスキャンしてみました
白さは写真で比べるとこんな感じ
(リサイズ前の写真を見てスキャンより写真のほうが綺麗かも と思ったのは秘密)
こっちも設定はグレーです
imageFOMULA
ScanSnap
ScanSnap も綺麗なのですが、全体が明るくてやっぱりコントラストが低いようです
ルビと同じく、吹き出しの外の手書きセリフもはっきりと読めます
マンガはこれ
ニセコイ書いた人の短編集
分厚くて160枚もありました
いまのところ唯一 Durodex に入らなかったマンガです
ファイルサイズ
600dpi だと、きららなどの大きいサイズでなければ 1ファイル 1~3MBくらい1冊のページ数はだいたい 140~200 くらい
1冊のサイズにすると 200~400MB がほとんどです
1 TB のハードディスクがあれば 3000 冊程度入るのでバックアップは簡単そうです
本に戻す
今のところ私はまだやってませんでも、これは本も残しておきたいというのがまだスキャンしてないマンガにいくつかあります
というか、どれも1巻だけは本で残しておいてたまに気楽に本棚から取って読めるようにしたいです
調べてもわざわざ元に戻すような人はいないようで、どうするのがいいよってアドバイスは見当たりませんでした
今のところ考えてるのはホッチキスでとめるか、パンチで穴を開けて紐でとめるか、です
こんな大きいホッチキスならマンガもとめられます
ただ 1 万円以上とちょっと高めです
パンチも大きいのがあります
こっちは 5000 円ちょっとなので安さをとるならこっちです
開けた穴を紐で止めれば大丈夫なはず
たまに本屋で見かける試し読みの薄い本もこんな紐でとめられてますよね
100均のリングでもよさそうですが、リングだと重ねて置いておくのに向いてなさそうなので紐のほうがまだ良さそうです
まとめ
軽く比較を書くだけのつもりが 1 日かかってしまいました・・・スキャナは 画像処理で綺麗にしてくれる imageFOMULA DR-C240 がオススメです
ScanSnap iX500 はマンガの紙の色も残って、あまり綺麗ではないです
線自体は綺麗にスキャンできているので、フォトショップなどの画像編集ツールで修正出来る人はこっちでもいいかも
自炊は思った以上に時間がかかります
こまめにスキャナを見て紙詰まりとかないか確認したりスキャンする紙を継ぎ足したりしないといけないです
また、スキャンミスで変なことになったファイルがないかを確認したり、ミスがあったらファイルを並べ替えて名前をつけなおしたりなど面倒な修正があります
こだわるなら、ファイルごとに微妙に違う画像の幅と高さを調節したりも必要です
準備にかかる金額も大きいので、スキャナなどの元がとれるくらいに大量に自炊する本がないなら、専門のサービスに任せるのもありだと思います
▲ くろーず ▲